人妻もただの女|GWは寝取られシーズン#8

「靖子さんは、よく来られるんですか?」左側に座る若い男からの意外な質問に驚く。

「え、そう見えますか?」

「あ、なんか失礼な質問だったかも?すみません。こんな美人なのに変態バーに来るんだなって意外で」

「そんな、美人だなんて。おばさんですよ。あなたの親くらいかも・・・。それに私はじめてなんで」

「そうだったんですね、落ち着いてるから。実は僕もはじめてなんですよ。だから、みんな、ほらさっきの裸の人みたいに常連に見えちゃって」

「え、そうだったの?じゃ、お互いはじめて同士ね」

「こんな美人が来て、隣に座ってくれてすごい天国みたいなどころだな、って思ってたところでした」

「いい思い出になるといいね」靖子は、若い男に何気なく微笑んだ。

「え!それって、僕と遊んでくれるってことですか?」

ドリンクをブーっと思わず吹き出す靖子。

「ちょっとちょっと、なんでそうなるのよ。私、人妻よ」

右側の男も会話にまざってくる。こっちは関根とも面識があったようだし、それなりに通っている客なのかもしれない。

「人妻もここに来れば、一人の女ですよ。素直になりましょうよ」

「はあ・・・」素直になったとしても、こっちの男はなんだか気取ってて、ちょっと無いかな、と思った。若い男が目をキラキラさせながら靖子の目線を取り戻そうとする。

「こんなに綺麗なんだから、人妻に決まってますよね!それも、ここに来たってことはやっぱり・・・、そういうことを求めてる。遊ぶ相手を求めてるってことですよね?!と、っと、とししたは、年下はどうですか?ぼ、ぼくとやっぱり、あそびませんか?」

鼻息が荒くなる若い男を遮って、靖子は身振り手振りを大きくする。

「まってまって、私、まだここに座って5分しか経ってないの。それに、遊ぶってどういうこと?変態バー用語なの?」

右の男が近づいて、息が届くくらいに耳元でささやく。

「変態バー用語で、セックスしよう、ってことですよ」

背筋を冷たい汗が流れる。(ひー、もう勘弁して)

「ちょっと待ってー、私旦那と来てるのよ。だから、そういうの無いのー、見学だけなのー」

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