「ごめん。ちょっとやり過ぎた?」夫の顔を見上げる明里。夫もスマホのカメラを止めて明里に優しくキスをした。
「本当に俺のペニスじゃ手に負えないかもしれないと思ったら、ちょっと不安になった」夫は素直に明里に抱きついて答えた。
夫は本当に不安になっていた。あんな手首みたいに太いペニスをズコズコされた後、自分のペニスを挿入したところで明里は挿入されていることに気づかないかもしれない。そんな惨めな思いをするのはイヤだった。
「あなたを喜ばせようと思って大げさに言っただけ。ごめんね。ちぢんじゃったよね。本当に素直になったよね。素敵だよ。カズキくんにこんな弱い面があったなんて、何十年もの付き合いになるけど、わたしずっと知らなかったから。うれしいよ」そう言って明里は、お詫びとばかりに夫のTシャツをまくりあげると乳首を舐め上げた。
「気持ちいいよ」
夫は、明里の頭を撫でながらお礼を言った。
「昔のオラオラだったカズキくんより、今の情けないカズキくんのがわたし、大好きだよ」
明里はそう言って今度は乳首を強めに噛んだ。
「痛っ」
夫は全身を震わせた。そしてあそこが少しウズいた。自分の中にある黒いマゾっぽい気持ちのマグマがすこしウズいたのだ。
「ねえ。わたしどんどんエッチになっちゃって。セックスが大好きになっちゃって、困ってるの。歯止めが効かないの」
「どういう意味だ」
夫は明里と手首のようなペニスの後輩に、不安を超えた恐怖を感じ始めていた。
「あのペニスを挿入したら、身体がどんな風になっちゃうのかゾクゾクしちゃう。それと」
妻は夫の乳首をねじる。ヒッと夫は声を出した。妻が他人のペニスを求めている。そんな言葉は聞きたくなかった。しかし乳首の刺激で夫のペニスは回復してきた。そしてうわずった声で妻に聞き返す。
「それと?」
明里は夫から身を離すと、ソファにもたれかけて足を組んだ。夫はソファの上に正座して座っている。
「あなたのことが愛しくてもっといじめたくなっちゃいそう」
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