「かわいい。カズキくんの愛撫も気持ちいいよ」
も、という言葉がひっかかる。わざと挑発しているのだ。
「お前のことをもっと気持ちよくさせたい。愛しいよ」
ソファの上で膝を立てさせ、履いていたスパッツに手をかけ脱がしていく。
グレーのコットンのパンティーは、濡れて濃い色に変色してる。
上下おそろいのグレーのヨガウェア。スポーティなインナー、新しい下着だが。
「こんな下着持ってたか?」
夫はコットンのパンティーに指を這わせながらキスをして明里にたずねる。
「わざと聞いてるよね?聞きたいの?」
「・・・、聞きたい」夫はぼそっとつぶやいた。そして明里の唇をこじ開けて舌をねじ込んだ。情熱的なキスだ。強く妻のことを求めている。明里はアソコからジュースがにじみ出るのを感じた。求められている・・・。その思いがこんなにも快感だったなんて。
「そんなこと言ってくれてうれしい。わたし、あなたをもっと喜ばせたいわ。どうしたら喜んでくるの?」
「もう十分喜んでるから。教えてくれて。そんな下着もってたっけ?」
夫は変色したグレーのパンツに鼻をつけて息を吸い込み、明里のアソコの匂いを嗅いだ。発情したメスの匂いがプンプンとして鼻をついた。
「こないだ来たあなたの後輩くん。彼が置いてったのよ」
夫は頭をガーンと大きな金槌で殴られたような衝撃が走った。
「あいつが・・・っ!」夫は頭をあげようとしたが、明里が夫の頭をパンティーに押さえつけて太ももで挟んだ。
「奥さんに似合うと思いますよって。取引先の新商品なんでしょ?スケベそうな顔で私の谷間じろじろ見てたわよ。たぶんきつそうなスーツのパンツの下もパンパンになってたよ。オスの臭いがキッチンに充満してたから」夫は明里の太ももに挟まれて、下着に押しつけられながらモゴモゴとしている。
「あっんっ。アソコが敏感になってるから気持ちいいよ。あなたはそのまま聞いてて」
夫を股に挟んで頭を押さえつけながら明里は続ける。
「彼、ものすごいイヤらしい野獣のような目で、私を見てたのよ。気づかなかった?腕まくりした太い腕を見せながら、俺のすごいですよ、とか言ってたわよ。何がすごいのか知らないけど。だからワタシ、これってあなたの差し金かな?と思って乗っかった方がいいかなって。帰りにあなたにみつからないようにメモ渡しちゃったの」
夫は目だけを上げて明里の顔を見る。
「なんて書いたんだ?」
明里は上気した顔で見下ろしながら、微笑んで教えてくれる。
「連絡先と、すごいの、味わってみたいな💖」って。
夫は目を白黒させた。
この続きは
最新刊「ヤリマン妻と寝取られ夫、ボディビルダーと3P」前編になります。
現在一話〜十話までブログにて公開しています。
よろしければ、その続きはKindleで単行本をお求めください。https://amzn.to/3Dh3ATh