自分も長いこと女を泣かせてきて決して褒められたような男では無い。しかし、こんなにも女を侮辱したような男がいるのか、と頭が痛くなった。こいつはきっと頭の中まで精子が詰まっているのだろうと腹正しかった。
しかし明里は可愛い年下のM男だと思っている。ムキムキだけれど健気なM男が頑張って自分を口説いているくらいに思っているかもしれない。今もこの男とのセックスを想像してオナニーでもしているかと思うと胸が張り裂けそうである。喉が渇いて舌が貼り付く。やっとの思いで平静を装った声を絞り出した。
「あ、ああ。俺も最近はタチが悪くてな。週末頼んだぞ」
「はい!ヒイヒイ言わせてやりますよ」
今野はアソコがじんわりとはしたものの、妻の身を案じるのであった。
その晩、夫婦2人の寝室。
「若い子に抱かれるから、すこしでもケアしておかないと。がっかりされたら、こっちがショックじゃない?」
下着姿の妻、明里はニコニコしながら入念にボディクリームを塗って肌の手入れをしている。夫の今野は複雑な心境だった。若い新入社員のボディビルダー。あのムキムキの身体と手首のように太いペニスに妻が貫かれたらどうなってしまうのか。最初はゾクゾクしていた。しかし、その男があんな女を性処理の道具としてしか考えてないような奴だったなんて。あんなクズ男に、ちょっと年はいっているが、いろんな男達を魅了してきた妻。愛嬌があってHカップ、なんだかんだいって自慢の妻。もちろん自分も浮気をくり返してきたが、妻の愛人達をこれまでもたくさん見てきた。彼らにも腹が立つが、彼らは少なくとも明里を愛している、そう感じた。明里を大切に扱いセックスしていたはずだ。今回の男はちょっと違う。妻を欺き、夢中にさせ、しかし実際は性処理のためのちょっとしたオナホ遊びである。もしあの太いペニスで妻が壊されたら。俺は黙っていない。それから明里を愛したこれまでの男達も黙ってないはずだ。
「どうしたの?怖い顔して?心配?やめたい?」
明里がのぞき込んだ。胸の谷間はクリームでつややかだ。こんなにも妻が美しく愛しく思ったのは、本当に寝取られを経験してからである。ケガの功名だろう。しかし今回はどうだろうか。
「ねえ?どうしたの?」
「あ、ああ。心配でな」
「やめようか?寝取られイヤなんだね?」
「ああ。嫉妬でどうにかなるかもしれん」
明里は微笑むと
「やめないね。うれしい。あの子ももうチンチン限界だろうし。わたしを待ってくれてるから。わたしって約束を破れない女なんだよね。たとえはじめての年下くんでもね。いっぱいイクとこパパ見ててね」
「あ、ああ・・・。」
夫はなんとも微妙な表情をして目を閉じた。明里が手を添えると夫のペニスは実際のところはギンギンではあった。
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