リリカはマッサージの仕事が終わり、オーナーがセックス今日は求めてこないな。なんて思っていた。オーナーは他のスタッフにも、もちろん手をつけている。そんな事はリリカも知ってる。でも、オーナーの事なんてどうでもいいし、仕事さえ円滑なら、お給料さえ支払われていればそれでいい。
「送っていくよ」とオーナーに言われた。リリカの家は車で1時間ぐらい掛かる。リリカは自分の職場を生活圏内にいれたくない。プライベートな時間を客に会ったり、職場の人に会ったりするのが面倒だからだ。それにもしも、仕事を辞めた時の事を考える更に鬱陶しい。そんな事まで考えている。
「ありがとうございます」リリカはそう言って、オーナーの車の中に乗り込んだ。